以前から、この映画の原作「あなたの人生の物語」が大好きだった。実写化されると聞いて、昨年から心待ちにしていたこの映画を見てきた。
ネタバレになるので、内容には直接触れないようにしたいのだが、感想を書いてしまうとどうしてもコアな部分に触ってしまってしまうので…。とりあえず紹介だけ。
ただ、映画館で号泣したのはこれが初めて。しかし「感動の涙?」と聞かれても、「そう」とは言えない。一体、わたしはなぜこの映画で泣いたのだろう。その理由が、自分でもよくわからなくて…。
ひとつ思い当たるのは「デ・ジャヴ」。時々「あ、これ知ってる。次にこうなるのも知ってる」と感じることがあるが、スタッフロールを見ながら、そのときの感覚を思い出していた。こうなると知っていても、そのときはどうすることもできない。そこには「諦め」も「悲しみ」もなく、ただそれを眺めているだけ。