下を見ながら登るということ

 先日、某マイミクさんとメッセンジャーでお話していて、ちょっと心に残ったこと。

 彼はずっと最高速度で走り続けている人で、それはもう見事なほどの走りっぷりで、その道を極めるためには脇目もふらず、雑念持たず、振り向かずってタイプで。やっぱり何事かを成し遂げる人にはそれくらいの集中力が必要なのだと思いました。

 そのとき、「山を登るときは、下を見てはダメだからね」という話が出てきました。うっかり振り返ってしまうと、足がすくんで前に進めなくなるかもしれないからね…と。本当にそうだと思います。とくに集中して物事を処理している時、ふと気を抜いたりするとエラいことになりますから。必ず失敗しますから。とにかく、我に返らないこと。振り返るのは、目的を達成してからでいい。そう思います。

 しかし実のところ、私はこれが一番苦手。まさに「下を見ながら山を登る」タイプで、いつも過去の自分と照らし合せ、「本当に自分はこのまま走っていてよいのか」と、何度も確認せずにはいられません。反省や後悔を繰り返し、自分の根性のなさにため息をつきながら、やれやれと前を見て山を登るという、そんな奴なんです。だからきっと、一歩ずつしか進めないのだろうなあ。大躍進とは無縁なんだろうなあ。

 かといって、そんな自分を蔑むでもなく。ま、いろんな人がいるってことで。今日も一日、私なりのペースで進んでいきます。

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