当時、図書室が教室だった


小学校六年の頃の話。
当時は、今と比較できないほど子供の数が多くて、
各学年とも、4~6組までありました。

私が6年になったとき、ついに教室の数が足りなくなり、
4組は、急遽図書室を教室にして使うことになりました。
ラッキーなことに、私はこの「4組」の生徒でした。

教室にはしてみたものの、図書室としても機能しなければならず、
教室の半分には、本棚がずらりと並んだままで、
私たちは残り半分のスペースで、授業を受けていました。

この環境、本好きの私にとっては、まさにパラダイス!
休み時間になるたびに、本棚に走っていって、
興味の赴くまま、本を読みあさって一年を過ごしました。
思えば、ミステリーにハマったのも、この頃だったなぁ。

しかし、これが今のモンスターペアレンツだったら
「なんでうちの子だけ、普通の教室で勉強できないざーますか!」
なんて怒ったりしたのかな。だとしたら、本当にもったいない話。
子供なんて、どんな環境でもそれを楽しむ力があると思うし、
いい刺激を受けて、個性豊かな大人になるものなのだと思います。

実際、私はこのときの体験が、あまりにも強烈だったせいか、
今でも、本棚に囲まれている空間が一番心安らぐという、
個性豊かな大人になりました(笑)。

ということで、我が家のリビングの壁には、
図書館のように、ずらっと本棚が並んでいます。
地震が来ると、あっさりとこの下敷きになってしまいそうですが
それでも、この場所にいる時間が一番好き。

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