社長だって現場にいたい

 最近、とんとライター仕事に縁のない私。そんな私に、年4回ほどお声をかけてくれるクライアントの存在は、本当にありがたい。


 実際、文章を書くのが好きでこの業界に入ったというのに、社長を始めた途端に現場仕事が減るなんて、予想もしていなかった。仕事がなければ文章が書けない→であれば仕事をとってこよう→法人化して仕事の幅を広げよう→社長になったから現場仕事が減った…と、まあ考えてみれば当たり前の流れではあるけれど、私にとっては大きなジレンマだ。


 だから、付き合いの長いこのクライアントの依頼は、何をおいても優先したいほど大切にしている(もちろん、ほかの仕事もそうだけど)。たとえ明日が引越し当日だとしても、「いえ、そんなの大丈夫です! うかがいますから!」とふたつ返事でお請けしたのは、そういう理由だ。


 取材場所は、分倍河原。遠いイメージだと言うと、娘に「私の通学路の途中だよ。遠いだなんて、毎日通っている私に失礼だ!」と怒られた。たしかに、事務所から1時間かからないのだから、それほど遠くはない。まして、今日は20度を越す陽気だ。車内で日向ぼっこしながらウトウトしていたら、あっという間だった。


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 取材は1時間強だったが、これまたあっという間に終ってしまった。やっぱり開発者のお話は面白い。彼らの情熱がこちらに伝わってきて、なんとかいい記事しなければ!という使命感が沸々と沸いてくる。それでわかったこと。私はやっぱり現場が好きだ。取材の仕事、もっと入るといいなあ…。

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