MR.BRAIN、次回に期待

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以前から楽しみにしていた「MR.BRAIN」が、ようやくスタートした。脳科学者が事件の謎を解くという、いかにもわたし好みのドラマだ。

初回は100分のスペシャルで、2つの事件が起こった。1つ目の事件は、爆発物。主人公の九十九氏は、オープンカフェで爆弾を処理しようとしていたところを発見され、有力容疑者になったが、取調べ中に犯人を言い当てて釈放され、そのまま科学捜査研究所に出勤した。そして2つ目の事件が起きる。今度の事件の被害者は省庁の役人で、死体のそばには血で大きな十字架が描かれていた。担当刑事に助っ人を頼まれた九十九が、紆余曲折の後、意外な仕掛けを発見。そこから犯人にたどり着くが、証拠がない。最後の手段で、犯人の脳に真実を問う。果たして、その結果は…。

と、テレビガイド風にあらすじをまとめてみたが、1つ目の事件は挨拶代わりとして、2つ目の事件の仕掛け、および自供トリックはなかなかよかった。仕掛けについては脳科学者らしい着眼点だったし、自供トリックはコロンボを彷彿とさせる流れで、なかなか楽しめた。つまり、ミステリドラマとして大切なひっかけ部分については、まずまずの出来だった。

残念なのは、それ以外の部分。木村自身が「いろんなスタッフが工夫を凝らし、それをきれいにデコレーションして箱に詰めたドラマ」と説明していたが、そのデコレーションが少々くどかった。映像演出は、やたらと切り替えやスローモーションが多くて見ているほうが疲れるし、必然性が感じられない。九十九自身のキャラクター設定も、少しやりすぎ感がある。HEROの久利生や、ガリレオの湯川のように、ぱっと見は普通なのに、言動をみているとどこか違和感がある…程度の味付けのほうが、視聴者には入りやすいような気がする。

アイデアを大切に、演出や構成をもっとシンプルに作れば、もっと好印象だったはず。結論をいえば、せっかくのよい素材がうまく料理できていなくてもったいない。次回以降は、もう少し骨太な構成と演出を期待したい。

 

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