スゴ録に「星野源」というキーワードを登録している。先日「おげんさんといっしょ」という番組をやっていたようで、録画されていた。
星野源がきれいな女性になっていたり、細野晴臣と一緒に「絹街道」をやっていたりして、驚きの連続。そのなかで星野源がアコースティックギターで演奏した「老夫婦」という曲にやられてしまった。
父はこんな気持ちなのかなあと。
ある人に尋ねられた。「なぜ『妻が死んだら私もすぐに死ぬ』といった人が、妻が亡くなってもずっと生きていられるのだろうか」。そのとき、すぐに答えられなかったが、こういうことだと思う。
父は、母と犬のヘルとの三人暮らしを続けている。家族で過ごした時間の延長線上に生きている。彼が生きている限り、母とヘルは生きていられる。彼が死ぬと、母とヘルも死んでしまう。彼にとっては、それが一番つらいことなのだ。