母の法事に参加するため、6月20日から22日まで実家・天草に帰っていました。そのとき、父から見せられた3年前の新聞の切り抜き。500人以上インタビューした方のコラムです。つまり、私にとっては大先輩! これだけのインタビューを重ねた大先輩が断言した次の言葉は、まだ若干数しかインタビューしていない私も、ちょっとだけ感じていたことでした。
500人以上の取材でわかったことは、例外なくどんな人にでもドラマがあり、ターニングポイントがあるということ。そして、意外にも本人はそれに気づいていないということです。
取材を進める過程で「自分も忘れてしまっていたことを改めて思い出した」との反応もたびたびで、物語の核心を掘り起こす楽しさもありました。
さらに痛感したのは、自分の計画通りに実現する人生など皆無だということです。
長く生きていれば、どんなに思い通りに物事を進めようとしても、予測出来ないことが起きます。いいことも、悪いことも両方巡ってきます。
(中略)
振り返れば、どんな経験も無駄になってはおらず、実は、まっすぐな一本道だったと気づかされました。