リハビリの先生が教えてくれた。「健康ネタ」のウソ

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昨年春に五十肩になり、腕が上がらなくなった。整形外科医の診察によると「五十肩に加え、肩の関節(骨)が変形し、上がらなくなっている」とのこと。それからずっと治療のためにリハビリに通っている。おかげさまで、最近はバンザイもできるようになってきた。

リハビリ治療の際、担当の先生とよく話をするのだが、彼の趣味は古武術とトレイルランニング。トレイルランニングとは、簡単にいうと山を走って登るというスポーツ。ただでさえ山登りはきついイメージなのに、なぜさらに走って登ろうとするのか? 彼にそう問いかけると、困ったような笑顔で「それはそれで、楽しみがあるんですよ」とのこと。毎日のジョギングさえ「絶対にいやだ」と言い張っている私には想像もつかないが、きっと何かあるのだろう。

彼はよく「巷にあふれている健康ネタにはウソが多く、悲しくなる」と言う。

たとえば「肩甲骨を開いて姿勢をよくしなければならない」という話。彼によると「肩甲骨は開かず、どちらかといえば猫背に近いような姿勢で大きく息を吸い込み、胸を持ち上げる。これが正しい姿勢です」とのこと。

また「180度開脚の本もヒットしましたが、開脚できるからいいという訳ではない。先天的に開脚できる人とできない人がいて、できない人が無理をすると腱を痛めかねない」とも。

最近「筋肉体操」が流行っているが、「井上さんのように脳に瘤がある人は筋肉体操をしてはダメ。かえって危険です」とのこと。「筋肉がつけば動きが楽になるという話、たしかにそれはそうですが、そこまで筋肉をつけるには相当鍛えなくてはダメで、その途中でトラブルが起きる可能性のほうが高い」。だから先生のおすすめは、「楽しめる範囲で、無理なく運動すること」。たとえば、ラジオ体操のように、「やってうっすら全身に汗をかくぐらいのほうがいい」とのことだった。

私も、テレビの健康番組やネットの健康ネタをチラ見して「やってみよう」と思うことは多い。例の「180度開脚」の本も買ったし、やろうとしていたけれど挫折。後ろめたい気分だったけど、先生の話を聞いてちょっと気分が楽になった。楽しく続けられるもの、なにか見つけられるといいなあ。

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