BookCoverChallenge Vol.7『天草讃歌』(井上継代)

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『7日間ブックカバーチャレンジ』、最終日である7日目は「天草讃歌」(井上継代)です。4年前に亡くなった私の母の短歌集で、父が編集しました。少し長いですが、父が書いた後書きを載せておきます。
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 著者、井上継代は平成28年6月21日脳梗塞のため、81歳で急逝しました。8日間の入院でおだやかにすうすうと眠り続けた臨終でした。
 私は学年は1年上でしたが同じ昭和9年生まれで、24才で結婚し、58年連れ添った夫の井上清継であります。
 彼女は歌集を出したいと願っていました。研鑽を重ね、もっといゝ歌をつくってからと考えていたのでしょうが、道半ばで残念だったと思います。そこで、短歌の素養のない私が編纂を思い立ちました。
 小見出しもなく、たゞ年代順に並べました。エッセイで触れていますように、短歌は24才から40年もブランクのあと天草に移り住んで64才から再開したものでした。
 拙い歌の数々ではありますが、なんとかできあがり、あの世で彼女は大喜びをしていることと思います。そのときどきの先生方、歌友の皆さまとの出会いがあったおかげであります。
 心から感謝申し上げます。
 尚巻末にエッセイを3編載せました。彼女の作歌生活の一端です。タイトルも内容ももくせい(注:短歌グループによって定期的に発刊されていた小冊子)に掲載されたそのまゝのものです。
 最後にもくせい第187号(2016・10月)には代表塚本淳先生はじめ会員の皆さまの亡妻への深い追悼のお心がちりばめてあり嬉しくありがたく、仏壇の前で思わず涙がこみあげました。ありがとうございました。
 表紙カバー絵は私の畏友中村青史君(くまもと文化振興会理事長)が十数年前、我家に宿泊した際二階の窓からの眺めを写生した水彩画です。彼に話をして、使わせて貰いました。亡妻もこの絵が好きでした。感謝いたします。
 尚、新旧仮名遣いにつきましては、その時どきの本人の選択のまゝ原文どおりといたしました。
 
平成29年3月井上清継
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最後に、私が特に好きだった母の短歌をひとつ。

菜園の わずかなレタスは ひよどりと
夫とわたしの 朝餉のサラダ

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