娘からの問い。「マインドフルネスとは?」

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最近いろいろと思い悩むことが多くなってきた娘が、私に尋ねた。「いろんな人にマインドフルネスを勧められるんだけど、マインドフルネスってなに?」。

 

さて、「マインドフルネス」とは何だろう。私もずっとそれについて考えてきたはずだが、未だ確たる答えを持っていない。ただ遠い昔、ある文献で目にしたこの言葉が、一番しっくりくる。

You are not your thoughts. Our thoughts take us away from being here now. If I am thinking about the past, or worried about the future, I am a prisoner of my thoughts. When I take a moment to observe myself having thoughts, I am no longer the thoughts.(from  "Spiritual Health and Healing: The Art of Living")

 拙い訳で申し訳ないが、おおかたの意味はこんな感じ。

あなたの「考え」は、あなた自身ではない。私たちの「考え」は、私たちを「今ここ」から、どこか遠くへ連れ去ってしまう。私が過去のことを考えたり、未来のことを心配したりすると、その途端、私は私の「考え」の捕虜になってしまう。しかし私が「私が考えている」という状況を外側から観察し始めると、その瞬間、私はもう私の「考え」と同じではなくなっている。

 つまり「なにかを考えている状態」は「マインドレス」であり、「なにかを考えている自分を(外側から)観察している状態」は「マインドフルネス」であるということ。

 

たとえば「明日、雪が降ったらどうしよう」と考えている状態は「マインドレス」であり、「今ここ」にはいない。しかし「明日、雪が降ったらどうしよう、と私は考えている」と知った瞬間、私は「今ここ」に戻り、「マインドフルネス」になる、ということだ。

 

言うのは簡単、でも行うのは難しい。ふと気づくと、たいてい私は「今」「ここ」ではない「どこか」「別の場所」に心を飛ばし、ああでもない、こうでもないと考えに耽っている。でも、そんな自分に気づいた途端、心はすっと今に戻ってくる。これがとても楽しくて、おもしろくて、何度も何度も試しているのだ。

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