もう死語かもしれない「フュージョン」と、チック・コリアのこと

最近、ジャズを好んで聴くようになりました。昔はもっぱらポップス&ロック専門で、「ジャズはよくわからないし退屈だ」と思っていたのですが、年を経ると好みも変わるものなのでしょうか。なかでもビル・エヴァンスのピアノが好きで、聞いていると気持ちが落ち着くので、寝る前に聞くようにしています。

1970〜1980年頃、「フュージョン」という音楽が流行ったことがありました。フュージョンとは、ジャズを基調とし、ロックやポップスなどを融合させた楽曲のこと。ジャズよりわかりやすくキャッチーだけど、ロックやポップスよりオシャレな印象で、今でいうところの「スムースジャズ」が近いのかもしれません。

海外だとリー・リトナーやラリー・カールトン、国内だとカシオペアやTスクエア、高中正義などが代表的なミュージシャンでした。

私にとって特に印象的だったのは、1986年に発表されたチック・コリアの「Elektric Band」というアルバム。その名の通り、シンセサイザーなどの電子楽器をふんだんに使った刺激的な楽曲を詰め込んだアルバムで、当時はドキドキしながら聞いていたのを今も覚えています。

先日、チック・コリアの訃報を知り、久しぶりにこのアルバムを聴いてみましたが、35年経った今も全く古さを感じないことに驚きました(ジャケットのデザインは、正直少し時代を感じてしまうけれど)。個人的には、しばらく「Elektric Band」ブームが続きそうです。よかったら、ぜひ一度聞いてみて下さい。

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