報道ステーションで放映されたマルクス・ガブリエルの動画があったので視聴。以下、内容のメモ。
Q ガブリエルが見た日本の印象
- 日本は組織化されている。自由に対する制約がある。ソフトな独裁主義。
- 日本は精神性が可視化されている国。お互いの気持ちが手にとるようにわかる。
Q コロナ前の世界に戻れる?
- コロナ前の世界は良くない。人間は開発を急ぎすぎた。戻るべきではない。
- 自然からの訴え。経済を再構築する必要がある。
- コロナ禍で儲けた人がいる。その利益を分け与えるべき。
- 富は「良いこと」をする可能性。その富で人を助けることができる。
- カントの「倫理資本主義」
- 「司法制度の機能は道徳的構造によって推進されるべき」
- 国同士も同じ。自国の得意なこと、他国の得意なこと、互いにシェアしあえば共に豊かになる
Q SDGsで儲けている人もいる
- SDGsに取り組む動機はどうでもいい。悪魔でも法律を守ればいい。
- SDGsは経済的発展に貢献する。その後、10年、20年とビジネスが続けられることになるから。
- 各社に、税理士同様、倫理学者や哲学者を置くべき。倫理アドバイザーは利益を上げられるのだから。
Q オリンピックについて。国民は安全・安心に納得していない
- 政府と国民は、互いに理由を提供し合うことが必要
- 片方の利益を優先させた形で実行するのはリーダーシップが欠けている
Q 今後の世界
- 人類はもっと連携すべき
- アメリカも中国も世界を征服できるほどビックではない
- 同盟を組んだほうが豊かになれるだろう
- パンデミックによって、不可能なことはないということがわかった
- 倫理や哲学が勝つ世界になる。子どもが溺れたら助けなければならない。その子どもがどの国の子どもでも関係ない。そのことを学ぶべき
- 日本のように、人の思いを感じ取れる世界を作っていく
Q 民主主義の限界?
- 自由民主主義はよい選択
- ロックダウンは民主主義ではないが、ワクチンは民主主義
- 中国の対策はプロパガンダ
Q 貧困層にどう話しかける?
- 彼らは制度の上で貧困になった。彼らのせいじゃない
- 私たちは日本やドイツに生まれてラッキーだった
- ラッキーじゃなかった人たちに借りがある。彼らを助けて、彼らに助けられる
- 一緒に達成していかなければならない
Q 若い世代に伝えたいこと
- 会社や家族、リーダーに「良いことをしてほしい」と頼んでほしい
- 子どもに選挙権がないのは恥ずべきこと
- 自分の未来を守るため、大人に訴えてほしい