マロが旅立った日

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今朝方、マロが動物病院で息を引き取った。

深夜1時に獣医さんが診察したときは、いたって普通だったそう。日中に撮ったレントゲンを見てもとくに変わりはなかったため、「そろそろ家に帰そうか」と検討していたほど特になにもなかったそうだ。

朝、看護師さんが病院に到着して様子を見に行ったところ、すでに心停止状態で身体も冷たくなっていたそうだ。9時に電話がかかってきたときは「蘇生を試みますが、おそらく難しいかと……」とのことだった。

引き取りにきてほしいと言われたが、朝10時に夫がワクチンを接種する予定だったため、私がひとりでいくことになった。買ったばかりの真新しいペット用バッグを抱え、タクシーに乗って病院へ。ベッドの上にはマロが横たわっていた。まるで眠っているかのような穏やかな表情だが、身体は動いていない。ああ、亡くなったのか……と。

看護師さんに死因を尋ねたところ、「眠りながら、朝方、静かに息を引き取られたのだと思います。それまで容態はよかったので、直接の死因はわかりませんが、おそらく命が尽きたということではないか」とのこと。つまり寿命が尽きたということなのだろうと。

眠りながら静かに逝ってしまうだなんて、とてもマロらしい。きっとお盆に帰ってきたチョコに連れられて、一緒に旅立ったのだろうと思った。

まだ柔らかなマロの身体を抱いてバッグに入れ、帰宅した後、いつも彼が寝ていた場所に横たえると、本当に眠っているようにしか見えない。老犬なのに、まるで子犬のように愛らしい姿のまま逝ってしまった。彼にとってはこれが幸せな最期なのだと思うけれど、私はただただ悲しくて涙が止まらない。もっと一緒にいたかった、病院じゃなくて家で看取りたかったと、後悔が尽きない。

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